前日の米国株式市場は主要3指数揃って上昇した。決算が好感されたインテル (NASDAQ:INTC)が大きく上昇するなど市場予想を上回る決算発表が相次いでいることが堅調さを支えている。また、米中部分合意について、ムニューシン財務長官、ライトハイザー通商代表、劉副首相が電話協議を行い、最終合意に向けて大きく前進していることがわかったことも相場を支えた。ダウ平均株価は0.57%高の26,958.06、S&P500は0.41%高の3022.5、ナスダック総合指数は0.70%高の8243.12。S&P500は史上最高値更新まであとわずかに迫っている。
米10年債利回りは上昇して1.800%、ドル/円は108.72、日経225先物は2万2820円。ドル/オフショア人民元は7.0509、ドル/ウォンは1,171.82。
今週は火・水曜日にFOMC、水・木曜日に日銀金融政策決定会合が開かれる。FOMCでは0.25%の利下げが確実視されているが、12月以降の利下げ等の金融政策に関するコメントが注目されている。日銀金融政策決定会合は据え置きが有力視されている。
本日の日経平均株価は引き続き堅調な展開か。米株式市場が上昇しており、米中貿易協議の進展も好感されるだろう。ただし、利益確定売りで上値は重くなってきており、FOMCも控えていることから様子見姿勢が強まる可能性も高い。2万2750~2万2900円での推移を予想する。