ベテランズ・デーで為替・債券市場が休場となった月曜日の米株式市場はまちまちだった。ボーイング (NYSE:BA)とウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス (NASDAQ:WBA)だけで129ドルも押し上げたダウ平均株価は最高値を連日で更新し0.04%高の27,691.49。一方で米中関係の懸念からS&P500は0.20%安の3087.01、ナスダック総合指数は0.13%安の8,464.28となった。米中関係の最新ニュースは特になかったが、金曜日のトランプ大統領による関税の段階的な撤廃に関する合意の否定が株価を重くしている。
737MAXの出荷を12月に再開する予定と発表したボーイングは4.6%の上昇。投資ファンド大手のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が正式にバイアウト(買収)を提案したとブルームバーグが報じたウォルグリーンズは5.1%高となった。アップル (NASDAQ:AAPL)とマイクロソフト (NASDAQ:MSFT)は最高値を更新している。
原油価格は下落し、 WTI原油先物は38セント下落して1バレル56.86ドル、ブレント原油先物は、33セント下落して62.18ドルとなっている。
日経225先物は2万3350円で終了している。
本日の日経平均株価は昨日の終値を中心としたもみあいか。米国市場が祝日で市場参加者が少なかったこともあり、日経平均の動意を促しにくいと思われる。2万3500円から上は重く、2万3250円より下は底堅いため本日はどちらかを突破する材料待ちとなるだろう。昨日の香港でのデモ隊への発砲事件はすでに株価には織り込まれており、2万3250円~2万3500円での推移を予想する。