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仏金融市場庁、国債価格操作でモルガンSに2200万ドルの罰金

発行済 2019-12-11 12:43
更新済 2019-12-11 12:45
仏金融市場庁、国債価格操作でモルガンSに2200万ドルの罰金
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[パリ 10日 ロイター] - フランス金融市場庁(AMF)は10日、米金融大手モルガン・スタンレー (N:MS)が国債価格を操作したとして、2000万ユーロ(2200万ドル)の罰金を科したことを明らかにした。

2015年6月16日にフランス国債(OAT)14銘柄とベルギー国債(OLO)8銘柄の価格を操作したほか、OAT先物の価格も操作したとしている。

AMFによると、6月16日の大量の国債売却でフランスの債券取引システム「MTSグローバル・マーケット」に混乱が生じ、取引が4分間中断されたほか、約1時間にわたって流動性が低下したという。

モルガン・スタンレーは上訴する意向を表明。「問題の行為は市場の慣行に従って行われたものであり、マーケットメーカーとしての当社の役割と義務の一環で行われた」との声明を発表した。

AMFによると、モルガン・スタンレー・インターナショナル(ロンドン)は、現地時間6月16日午前9時20分にドイツ取引所 (DE:DB1Gn)のデリバティブ(金融派生商品)部門EUREXでフランス、ドイツ、ベルギー債先物を「積極的に購入」。

その直後、同社の欧州国債・機関債デスクが現地時間同日午前9時44分にMTSフランス、ブローカー・テック、MTSベルギーで国債17銘柄8億1500万ユーロ(8億9829万ドル)を売却した。

AMFは、モルガン・スタンレーが一部の債券価格を異常かつ人為的な水準に設定したと主張している。

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