[東京 7日 ロイター] - 麻生太郎財務・金融担当相は7日、臨時閣議後に会見し、緊急経済対策を盛り込んだ2020年度補正予算案の早期成立を目指すと述べた。補正予算案は16.8兆円の新規国債を財源とし、追加発行額は過去最大。麻生財務相は財政状況が間違いなく厳しくなると話す一方、現時点では「経済再生が優先順位が高い」と述べた。
新型コロナウイルスの感染拡大の終息時期が見通せないなか、さらなる対策の要否は「答えようがない」と話した。
緊急事態宣言に関連して麻生金融相は、対象区域の金融機関や取引所に対して、金融機能や市場機能の維持に向けて業務継続を適切に行うよう要請すると述べた。
(和田崇彦 編集:内田慎一)