[ローマ 1日 ロイター] - IHSマークイットが発表した5月のイタリア製造業購買担当者景気指数(PMI)は、景況拡大と悪化の節目を20カ月連続で下回ったものの、統計開始以来、最悪だった4月からは持ち直した。新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)が緩和されていることが背景。
5月の製造業PMIは45.4。1997年の統計開始以来、最低だった4月(31.1)から上昇し、ロイターがまとめたアナリストの予想中央値(37.0)も大幅に上回った。
生産指数も、過去最低だった4月の11.4から一気に47.5に上昇した。
新型コロナ危機で、第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比5.3%減と、現行方式の統計が始まった1995年以来で最大のマイナス幅となった。政府は今年の成長率をマイナス8%と予想している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200601T084827+0000