[サンパウロ 9日 ロイター] - ブラジル・ショッピングセンター協会(Abrasce)は9日、国内の大型商業施設577カ所のうち、半数以上が営業時間を短縮してすでに再開したと発表した。
営業を再開したのは133都市の298施設。多くの州都が経済活動再開に向けて準備を行っているため、今後数日内に一段と再開する店舗数が増加するとみられるという。
同国では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっていないものの、政府は過去数週間、徐々に規制措置を緩和している。
感染拡大の中心となっている最大都市サンパウロでは、市当局が業界から提出された安全策を承認。11日までに53カ所が営業を再開する。
第2の都市リオデジャネイロは、市内38カ所の施設が17日に営業を再開する予定となっている。
これを受けて9日の市場では、ショッピングモール運営各社の株が大幅高となった。イグアテミ (SA:IGTA3)とムルチプラン (SA:MULT3) は約5%上昇した。