[東京 16日 ロイター] - 米プライベートエクイティ(PE)のベインキャピタルによるニチイ学館 (T:9792)の株式公開買い付け(TOB)を巡り、ニチイの株主である香港の投資会社リム・アドバイザーズはTOB期間の延長を求めた。リム・アドバイザーズの文書で16日、明らかになった。
ニチイ学館は5月8日、経営陣による買収(MBO)の一環としてベインキャピタル系のファンドがTOBを実施すると発表した。買い付け価格は1株1500円。期間は5月11日から6月22日まで。
リム・アドバイザーズはニチイ学館に対し、TOBのプロセスについて公開討論を行うことも要請した。
リム・アドバイザーズはニチイ学館への出資比率を明らかにしていない。