[オスロ 21日 ロイター] - 米電子商取引大手イーベイ (O:EBAY)は、クラシファイド広告(案内広告)事業をノルウェーのアデビンタ (OL:ADEV)に92億ドルで売却することで合意した。クラシファイド広告を手掛けるアデビンタは、イーベイからの同事業取得により世界最大手になる。
両社の21日の発表によると、イーベイは現金25億ドルとアデビンタ株5億4000万株を受け取り、44%を保有する筆頭株主となる。
アデビンタのRolv Erik Ryssdal最高経営責任者(CEO)は「当社は、マーケットプレイスのトップブランドを揃えた世界最大のオンライン・クラシファイド広告会社になる」と述べた。
イーベイのクラシファイド広告事業は「Gumtree」、「Kijiji」などのブランドで、世界の1000都市以上でオンライン広告を提供。
アデビンタは、欧州、南北アメリカ、北アフリカで事業展開している。
アデビンタは、ノルウェーのメディア企業シブステッド (OL:SBSTA)からスピンオフ(分離・独立)した会社で昨年、オスロ証券取引所に上場した。アデビンタ株は取引再開後に39%急伸、シブステッドも21%上昇している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200721T101207+0000