日経平均は3日続落。
6日の米国市場ではNYダウが185ドル高と5日続伸し、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新した。
本日の日経平均も15円高と小高くスタートしたが、寄り付き直後にはマイナスへ転じ、下げ幅を広げる展開となった。
3連休を前に手仕舞い売りが出たうえ、積極的な買いは手控えられた。
また、米中対立への懸念から中国・上海株や香港株も軟調で、日経平均は後場の寄り付き後に一時22204.61円(前日比213.54円安)まで下落。
ただ、その後は売りが一服し、引けにかけてやや下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比88.21円安の22329.94円となった。
東証1部の売買高は11億8938万株、売買代金は2兆2781億円だった。
業種別では、非鉄金属、金属製品、化学が下落率上位だった。
一方、空運業、鉱業、その他製品が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は42%となった。
個別では、資生堂 (T:4911)やSUMCO (T:3436)、古河電工 (T:5801)などが決算を嫌気して急落。
レーザーテック (T:6920)が10%を超える下落となったが、競合参入の可能性を警戒した売りが広がったようだ。
アドバンテス (T:6857)など他の半導体関連株も軟調ぶりが目立った。
また、日ユニシス (T:8056)はシステムサービスの受注減がネガティブ視され、レオン自機 (T:6272)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、市場予想を上回る大幅増益決算となった任天堂 (T:7974)が売買代金トップで2%超の上昇。
スクエニHD (T:9684)や島津製 (T:7701)も決算が好感されて急伸し、Jリース (T:7187)などはストップ高水準で取引を終えた。
その他ではトヨタ自 (T:7203)やソニー (T:6758)が堅調で、一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたディーエヌエー (T:2432)は10%を超える上昇となった。