(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5195.17(+157.09)
前営業日終値 5038.08(+ 97.40)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5937.14(+179.12)
前営業日終値 5758.02(+ 87.98)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3525.31(+116.72)
前営業日終値 3408.59(+ 77.30)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 大幅続伸し、FT100指数は1週間ぶり高値で引けた。米メ
キシコ湾原油流出事故で流出防止作業を進めるBP
相場を押し上げた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は18日以来の高値で引けた。
中国人民銀行がこの日、ユーロ圏国債の保有を見直しているとの報道を否定したことも
相場を支援した。
BPが5.9%急伸。原油流出防止に向けた最新の試みが進展していることを明らかに
した。米原油先物
ダッチ・シェル
保険大手プルーデンシャル
インターナショナル・グループ(AIG)
市場でうわさされたことが背景。プルーデンシャルはうわさを否定した。
その他の保険株も堅調。リーガル・アンド・ゼネラル
コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「数日前の市場の懸念は現時
点で和らいだように思えるが、25日のような相場の急落の後に反発があるのは自明の理
だ」とし、「(きょうの相場は)市場心理の若干の改善にすぎない。根本的な問題は引き
続き市場に残っており、向こう数週間・数カ月は不安定な展開になると考える」と述べた。
リスク選好の回復を背景に銀行株は一段高。バークレイズ
ロイズ・バンキング・グループ
鉱山株も買い優勢。堅調な金属相場のほか、豪政府が導入計画中の資源超過利潤税につ
いて課税方法を変更する可能性に含みを持たせたことが支援材料となった。
ベダンタ・リソーシズ
3.8─6.4%値を上げた。
個別銘柄ではヘッジファンドのマン・グループ
想を上回ったほか、資産価値の目減りが3月以降に底を打ったと発表した。
<欧州株式市場> 続伸して終了した。中国がユーロ圏債券の保有を見直しているとの
報道を中国政府が否定したことで市場に安心感が広まり、主要株価指数は約1週間ぶりに
1000の大台に乗せて取引を終えた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は28.29ポイント(2.91%)
高の1000.46で終了。終値としては約1週間ぶりの高値をつけた。ただ同指数は、
ユーロ圏の債務危機が深刻化した4月半ば以来、10%下落している。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は89.02ポイント(3.52%)高
の2619.36。
IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デビッド・ジョーンズ氏は「欧州株式市
場では、幅広い銘柄に対し買いが入った。中国が欧州に対して信頼感を示しうわさを否定
したことが背景にあるようにみえる」と述べた。
中国政府はこの日、中国が保有するユーロ圏国債について見直しを行っているとの前日
の報道を否定。欧州は引き続き外貨準備の主要な投資対象であるとの見解を示した。これ
を受け、市場に安心感が広がった。
欧州債務危機への懸念から売られてきた銀行株は、前日に引き続き上昇。HSBC
た。
その他の金融関連株では、英ヘッジファンドのマン・グループ
昇。5月27日時点の運用資産が3月末時点からほぼ変わらずとなったことで、顧客資産
の流出が止まったとの観測が高まった。また、同業のGLGパートナーズ
を手助けとして新規にファンドを立ち上げる計画を発表したことが好感された。
英保険大手プルーデンシャル
ターナショナル・グループ(AIG)
案が白紙に戻ったとのうわさを受けて買われた。だた同社はその後うわさを否定している。
原油価格
ると発表。5.9%高で終了した。その他、BGグループ
ェル
[東京 28日 ロイター]