皆さん、こんにちは。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。
今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。
陳さんは直近のNYダウについて、『大幅下落を受けて、NY原油も37ドル台に下落した』と伝えています。
10月28日は、『欧州の新型コロナの感染拡大第2波を受け、フランスとドイツが新たな規制を決め、一種の都市封鎖(ロックダウン)を行うことになった』とのことで、『景気回復が遅れるとの見通しで欧米株価が下落し、ユーロが売られリスクオフのドル買いが強まった』と解説しています。
また、『アメリカの在庫増加も売りに拍車をかけた』としており、『米エネルギー情報局(EIA)が28日午前に公表した週間在庫統計では、原油在庫は430万バレルの積み増しを記録し、3週振りの増加となった。
供給過剰懸念が強まり、一時36.97ドルの安値を付けた』と述べています。
米国やリビアなどでの産油量については、『ここ2、3週間で日量約200万バレル増加したとの試算もあり、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、米国の石油各社が増産し続けるとの見方を取れば、原油相場は一段安となる可能性がある』と指摘。
続けて、『熱帯低気圧から再びハリケーンに発達した「ゼータ」は今夜にもルイジアナ州に上陸するとみられており、周辺地域では石油関連施設の閉鎖や作業員の避難が報じられているが、ほとんど材料視されていなかった』と言及しています。
最後に、『NY原油のCFTC建玉を見るとファンドの買い越しは9月8日の44万9366枚でボトムを打ったようだが、現在のサポートラインである37ドルを下回ると、買い玉整理が進み、一段安になる可能性がある』との見解を述べており、今後のNY原油について、『30~35ドルのレンジに下方シフトしそうだ』と分析しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月29日付「【NY原油は35ドル目指すか?】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜