Investing.com -- 米大統領選投票日の3日、NYダウは554ドル高で続伸となった。
3日は株式市場ではバリュー株と金融株が上昇、債券市場では国債利回りが上昇し10年債は6月以降の高水準となっている。
一方安全資産とされる金(NY金先物12月限)も続伸し1910.40ドル。米大統領選挙の結果遅延による不透明感が伺える。
原油先物も他の金融市場に歩調を合わせ、約2%の上昇となっている。
1. 米大統領選挙
米大統領選挙は早ければ4日午後に結果が出る。結果が出れば金融市場は先行き不透明感は和らぎ、経済指標もそれをサポートする展開が予想される。
2. 経済指標
本日は日本時間22:15にADP雇用統計(10月)、22:30に貿易収支(9月)、24:00にISM非製造業景況指数(総合)が発表される。ADPはの74.9万人(9月)から65.0万人(10月)、貿易収支は▲671億ドル(8月)から▲638億ドル(9月)、ISM非製造業景況指数は57.8(9月)から57.5(10月)となることが予想されている。
3. クアルコムなどの決算発表
決算発表ではクアルコム (NASDAQ:QCOM)が大きな注目を集めている。米連邦取引委員会(FTC)がクアルコムに対し半トラスト訴訟を起こしたが、今年8月11日にクアルコムは逆転勝訴となっている。5G需要の恩恵を受け59億ドルの売上高になることが予想されている。また、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス (NYSE:HLT)、メットライフ (NYSE:MET)、オールステート (NYSE:ALL)などの決算発表が予定されている。