[フランクフルト 19日 ロイター] - 独保険大手アリアンツが発表した2020年第4・四半期決算は、純利益(株主帰属分)が2.2%減の18億1700万ユーロ(22億ドル)となった。
新型コロナウイルスの流行が響いたが、市場予想の17億5300万ユーロは上回った。
アリアンツなどの保険会社は昨年、ロックダウン(都市封鎖)に伴う企業の事業中断やイベントの中止で顧客からの保険金請求が増えると警告。自動車保険や旅行保険の販売が減るとの見方も示していた。
通期の純利益は14%減、営業利益は9.3%減だった。
通期決算が減益となったのは2011年以降で初めて。同年は東日本大震災の発生などで保険金請求が増えたほか、欧州債務危機で評価損を計上した。