[パリ 15日 ロイター] - フランスのポンピリ環境相は15日、国営ラジオ・フランスで、同国が今後も長期的に原発利用を続けるとの認識を示した。フランス電力(EDF)が中国の台山原発での放射性希ガス放出に関連する潜在的な問題について検証したことを受けて発言した。
ポンピリ氏は、原発が仏国内の電力源の70%を占めると指摘。「今後も長年にわたり原発を使い続ける」と話した。
しかし、ポンペリ氏は廃棄物の発生を考えれば、原発は必ずしもグリーンなエネルギーではないとも述べた。
EDFは14日、台山原発1号機の一次回路で放射性希ガスの濃度が上昇したとの報告を受けたと発表した。