ベアードのアナリストは、同社のeコマースとクラウド・コンピューティング・サービスの潜在的な利益率を見直した結果、アマゾン（AMZN）株の目標株価を210ドルから213ドルに引き上げた。
同投資会社は、アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）の利益率が今年後半に低下し、2025年まで続く可能性があると予測している。
「新しいデータセンターとインフラを構築するための運用コストの増加、次世代人工知能に関わる利益率の低い仕事の割合の増加、従業員数の増加により、AWSの利益率は30％前後（またはそれ以下）に戻ると予想する」とアナリストはレポートに書いている。
「次世代人工知能に関わる仕事が収益の増加に貢献しているとは現在のところ考えておらず、AWSの収益は2024年から2027年にかけて毎年10％台半ばから後半の割合で成長すると予測している」とアナリストは続けた。
ベアードはまた、広告収入を除いたアマゾンの北米小売事業の利益率は、今後2年間で1桁台前半に戻ると予測している。また、アマゾンの国際小売事業の利益率は、今後2～3年以内に一定の水準に達すると予想している。
しかし、広告は引き続き利益率にプラスに寄与すると予想される。これらの最新予測により、アナリストは2025年と2026年の同社全体の営業利益率と利益の予測を平均予測よりも引き上げる一方、売上高の予測は据え置く。
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