アリババ・グループ（BABA）の株価は、中国のオンライン商取引およびテクノロジー企業が売り手に対するサービス料を引き上げる意向であるとの発表を受け、月曜日に上昇した。
同社の香港株は5％上昇し、米国上場株はプレマーケット取引で3％上昇した。
ブルームバーグ・ニュースの報道によると、アリババはTmallとTaobaoのプラットフォームを利用する販売者に対し、販売成功時に0.6％の標準ソフトウェアサービス料を課すという。同報道は、アリババはこの方針変更を金曜日に売り手に通知しており、小規模な売り手にはチャージを適用しないことを決定する可能性があると指摘している。
ジェフリーズの市場アナリストは、この新方針はアリババの主な売り手からの収入を強化し、同社の株式価値にとってさらなるプラス要因になるだろうと表明している。
アリババは通常、タオバオとTmallから、セラーが商品の広告や商品リストの充実のために支払う手数料を通じて収入を得ている。
「この新しい政策はタオバオとTmallの両方に影響するため、9月から0.6％のソフトウェアサービス料が導入されることは、セラーからの主な収益にとって有益であると考える」と、ジェフリーズのアナリストは日曜日のブリーフィングで述べた。
現地のニュースメディアLatePostが最初に報じた、売上高に対するパーセンテージに基づく手数料システムへの変更により、アリババはこのタイプの手数料モデルに移行する最後の主要オンラインコマースプラットフォームとなる。
アリババは現在、Tmallの出品者に年間一定の手数料を課しているが、9月1日に新手数料システムが始まれば、その必要はなくなる。加えて、アリババは販売者に対し、ウェブサイトのトラフィックを販売者間で分配する方法の変更や、商品の返品を無料にする方針など、さらなる支援を提供する予定だ。
アリババ株はハンセン指数でトップのパフォーマンスで、記事執筆時点では全体で1.3％上昇した。とはいえ、アリババ株は年初来で約1.2％の上昇にとどまっている。
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