アマゾン（AMZN）のアンディ・ジャッシー最高経営責任者（CEO）は24日、同社のAIソフトウェア・アシスタント「Amazon Q」が、ソフトウェア・エンジニアリング・チームにとって「開発者4500年分」に相当する累積時間の節約をもたらしたと述べた。
X.comへの投稿でJassyは、コア・ソフトウェア・コンポーネントのアップデートは「ソフトウェア・エンジニアリング・チームにとって最も単調で時間のかかる作業のひとつ」だと述べた。
「このようなアップデートは新機能を追加するものではなく、ユーザー体験を向上させるものでもない。その結果、エンジニアはより刺激的なプロジェクトを優先して、これらのアップデートを嫌ったり、遅らせたりすることが多い。
とはいえ、ソフトウェア開発を支援するAmazon Qを導入したことで、この特別なタスクはより管理しやすくなった。
Amazon Qの高度な機能をアマゾン独自のシステムに組み込んだ結果、アプリケーションをJava 17にアップデートするのにかかる平均時間は、一般的な開発者の50日からわずか数時間に短縮された。
「この結果、開発者の4,500年分に相当する時間を節約できたと計算しています（確かにこの数字は驚くべきものですが、正確です）」とジャッシー氏は強調する。
アマゾンは、6ヶ月足らずの間に、本番稼動しているJavaシステムの半分以上を最新バージョンにアップデートすることに成功した。Jassy氏はまた、開発者はそれ以上の修正を加えることなく、自動生成されたコードレビューの79％を承認することができたと述べた。
開発者の負担が大幅に軽減されたことに加え、こうした機能強化によってセキュリティが強化され、インフラに関連するコストが削減された。
「これは、大手企業がAmazon Qを活用することで、必要不可欠なソフトウェアのメンテナンスにおいて、いかに大幅な効率化を達成できるかを示す優れた例となります」とジャッシー氏は締めくくった。
このAIアシスタントは変革をもたらし、担当チームはすでに開発者が利用できる追加機能を作成中だと彼は続けた。
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