[イスタンブール 31日 ロイター] - トルコ大統領府は31日、エルドアン大統領がアラブ首長国連邦(UAE)の実質的な最高権力者であるムハンマド皇子と電話会談を行ったと発表した。緊張関係にあった両国の関係が改善していることが示された。
大統領府は「二国間関係や地域の問題が話し合われた」との声明を発表した。会談がいつ行われたかは明らかにしていない。
UAEの国営首長国通信(WAM)は共通の利益と両国民のためになる形での関係強化について両氏が協議したと伝えた。
トルコは中東・北アフリカで発生した民主化運動「アラブの春」に関与した「ムスリム同胞団」などのイスラム主義運動を長年にわたって支持しており、湾岸諸国とは対立関係にあった。
しかしエルドアン氏は2週間前にUAEの高官と会談し、経済協力について協議した。会談後に両国の関係改善が進んでおり、UAEによるトルコへの大規模な投資につながる可能性があると述べていた。