[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ECBがユーロ圏経済を支えるために2022年末まで債券買い入れを継続する公算が大きいと述べた。
パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が3月に終了した後、再開する可能性があるとの見解を示した。
フランスの経済紙レゼコーが30日伝えた。
ECBは、利上げ開始直前まで量的緩和を継続する方針を示しており、副総裁は22年中の利上げはないことを示唆したと言える。
「ネットベースの買い入れが来年いっぱい続くと確信している。それ以降については分からない」と述べた。
新型コロナウイルスのオミクロン株については、ユーロ圏経済はパンデミック(世界的流行)下の生活にうまく適応し、ワクチン接種も進んでいるとして、比較的楽観的な姿勢を示した。
また「(ラガルド)ECB総裁は(PEPPに基づく)ネットベースでの買い入れが3月に終了すると発表した。だが必要なら再開する可能性もある」と指摘した。