執筆 Dhirendra Tripathi
Investing.com -- 月曜日、公衆衛生当局がオミクロン株は懸念されていたよりも感染症状が軽度である可能性が高いとコメントしたことを受けて、株価は急騰し、景気敏感株やハイテク株は買われる展開となった。
米国株式市場が引けるまで残り30分だが、ダウ平均株価は、今年最高値近辺まで上昇している。
ロイター通信の報道によると、S&P500種指数の11セクターはいずれも上昇し、金融、産業、エネルギーが全体を牽引した。
今週は主要な経済指標の発表や決算発表を控えた企業も少ないため、株価の変動をもたらす要因はオミクロン株に関する報道と来週の公開市場委員会(FOMC)の政策決定にあると思われる。
原油は月曜日に4%上昇した。
市場関係者は、FRBが11月にようやく示唆した債券購入プログラムの縮小だけでなく、来年からの利上げに動くと予想している。
先週発表された雇用統計は強弱入り混じった結果となったが、次に注目すべき経済指標は金曜日に発表される消費者物価指数とインフレ率関連データであろう。
火曜日の株式市場に影響を与えると思われる3つの銘柄をご紹介する。
1. AutoZone社の業績
コロナ禍における明確なトレンドの一つは、人々は車を買っているということだ。しかし再び景気減速に転じたらどうなるだろうか。自動車部品販売会社であるAutoZone社(NYSE:AZO)は、火曜日に第1四半期の企業決算を発表する。同社の33.7億ドル、一株当たりの利益は20.89ドルになると予想されている。
2. Toll Brothers社(NYSE:TOL)の業績
住宅は最もホットなセクターの一つである。Investing.comが追跡しているアナリストによると、Toll Brothersは第4四半期に29億ドルの収益を上げ、EPS(一株当たりの純利益)は2.48ドルになるとみられている。アナリストは、同社の供給と労働問題に関する見通しに注目している。
3. Stitch Fix社の業績
もう一つ、コロナ禍において確認された明確な消費トレンドは、人々はオンライン・ショップを行い、多くの購入品を宅配させているというものだ。Stitch Fix(NASDAQ:SFIX)の第1四半期の収益は571.75百万ドル、1株当たりの損失は13セントとみられている。