[パリ 10日 ロイター] - フランスの新型コロナウイルス感染症による入院者数が10日、767人増え2万2749人となった。増加人数は2021年4月以降で最大。オミクロン変異株による感染拡大が入院者数を押し上げている。
もっとも入院者数は過去最多を記録した2020年11月16日の3万3497人を大きく下回っている。20年11─12月はおよそ1カ月にわたり入院者数が差し引き700人超増加していた。
ベラン保健相は10日、オミクロン株は従来の変異株よりも重篤な合併症を引き起こさないが、感染力が強いため、入院者数を急速に押し上げていると述べた。
新規感染者数の7日移動平均は26万9614人と14日連続で過去最多を更新した。
集中治療室(ICU)で治療中の患者数は57人増の3904人と昨年5月中旬以来の高水準だった。