(この記事は26日に配信したものです)
[25日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6791.55(‐29.91)
前営業日終値 6821.46(+23.31)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9644.01(‐150.05)
前営業日終値 9794.06(+40.50)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4330.55(‐80.10)
前営業日終値 4410.65(+34.33)
<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。ロシアとウクライナの間に新たな緊
張の高まりや米国の株価下落で市場心理が悪化した。
有料放送大手BスカイB BSY.L が5.5%の大幅下落。ドイツのスカイ・ドイチュ
ラントとイタリアのスカイ・イタリアの2社を買収するための資金の一部を調達するため
に、発行済み株式資本の10%に値する株式を新たに発行したことが嫌気された。
一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) RBS.L は10.8%高
と、4年ぶりの上昇率を記録した。第2・四半期の税引き前利益が市場予想を大幅に上回
ったことが好感された。
<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。ドイツの企業景況感指数が振るわなかっ
たほか、フランスの高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)>も大幅に売られ、全体水準を押し下げた。
ウクライナがロシア警察官をターゲットに砲撃したとのロシア側が非難したことを受
けて、終盤にかけて株価は一段安となった。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は9.86ポイント(0.71%)
安の1372.11で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は4
5.08ポイント(1.40%)安の3174.99だった。
ドイツのIfo経済研究所が発表した7月の企業景況感指数は108.0と、9カ月
ぶりの低水準となった。これを受けてドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は150.0
5ポイント(1.53%)安の9644.01で引けた。
フランスのCAC40指数 .FCHI も80.10ポイント(1.82%)安となり、
4330.55で引けた。
第2・四半期の業績が市場予想に届かなかった高級ブランドのLVMHが売られ、6
.8%下落したことが重しとなった。高級ブランド「カルティエ」を抱えるリシュモンFR.VX>や「グッチ」などで有名なケリング PRTP.PA も連れ安となった。