執筆:Sam Boughedda
Investing.com -- バイデン大統領がロシアのウクライナ侵攻の可能性は「非常に高い」と述べ、米国や他の西側諸国が、ロシアが砲撃後に同国への攻撃の口実を作るために偽旗作戦をしようとしていると指摘したことで、米国株は終日安値となった。
ダウ平均株価は622ポイント(1.8%)、S&P500は2.1%、NASDAQ総合は2.9%とそれぞれ下落した。
バイデン大統領は、国内のインフラについて演説するためオハイオ州に向かう途中、声明を発表した。この日、欧州安全保障サミットに向かう予定だったBlinken国務長官は国連に立ち寄り、ロシアが主張するようにウクライナとの国境から軍を撤収せず、陣地を増やしているという情報について安保理のメンバーに伝えた。
ロイター通信によると、ロシアはバイデン大統領が緊張を煽っていると非難し、米国がロシアの安全保障上の要求を無視し、不特定の「軍事技術的手段」によってロシアを脅かしているとする強い文言の書簡を発表した。
グロース要素の強いテクノロジーや通信サービス・セクターが最も大きな下落圧力を受けたほか、米国債利回りの低下を受けて金融セクターも下落した。
ロイター通信の報道を参考に当記事を執筆