[東京 1日 ロイター] -
日経平均 .N225
前場終値 15468.24 +43.65
寄り付き 15454.59
安値/高値 15440.99─15478.77
東証出来高(万株) 92918
東証売買代金(億円) 6727.38
前場の東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前週末の米国株高や円安水準
で推移する為替を背景に朝方から買いが先行。ただ、手掛かり材料難から積極的に買う動
きは乏しく、5日移動平均線(1万5481円75銭=1日前場時点)に上値を抑えられ
た。今晩の米国市場がレーバーデーで休場となるほか、週後半にかけて内閣改造や日銀金
融政策決定会合、欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計発表などを控え様子見ムー
ドが強いという。
前場の日経平均の日中値幅はわずか37円程度にとどまり、小高い水準で方向感に欠
ける展開となった。東証1部の売買代金も6727億円と低迷。重要イベントを前に投資
家は身動きをとりづらいが、東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏は「前週末にいった
ん25日移動平均線(1万5395円44銭=同)を割り込む場面があったが、早々に回
復しており、下値の堅さが示された。目先は自律反発の機会をうかがう展開」との見方を
示した。
午前10時45分に発表された8月の中国製造業PMI改定値は50.2と、速報値
の50.3から下方修正され、3カ月ぶりの低水準となった。ただ、市場では「中国経済
の停滞はある程度織り込み済みであり、先行きの政策期待が勝っているようだ」(国内証
券)との指摘があり、香港ハンセン指数 .HSI や上海総合指数 .SSEC などが堅調に推移
。これらが日本株の支援材料となった。
個別銘柄では、JCU 4975.T が大幅高。同社は29日、9月30日現在の株主に対
して10月1日付で1対2株の株式分割を行うと発表し、流動性向上などに期待する買い
が先行した。また、日立造船 7004.T が続伸。みずほ証券が29日付で同社に対する投資
判断を「中立」から「買い」に引き上げた。
半面、日新製鋼 5413.T が続落。29日、公募による自己株の処分などで最大約10
8億円を調達すると発表した。募集株は843万5000株。需要に応じ、最大126万
5000株の追加売り出しを実施する。需給悪化などを懸念する売りが先行した。
東証1部の騰落数は、値上がり1103銘柄に対し、値下がりが566銘柄、変わら
ずが147銘柄だった。
(杉山容俊)
((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1085; Reuters Messaging:
hirotoshi.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
(( 株式関連指標の索引ページ(日本語表示) JPN/EQ
株式関連指標の索引ページ(英語表示) JPEQUITY01
東証第1部出来高上位30傑 .AV.T
東証第1部売買代金上位30傑 .AM.T
東証第1部値上がり率上位30傑 .PG.T
東証第1部値下がり率上位30傑 .PL.T
東証第1部値上がり幅上位30傑 .NG.T
東証第1部値下がり幅上位30傑 .NL.T
ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T
ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
ジャスダック値上がり率上位30傑 .PGJ.T
ジャスダック値下がり率上位30傑 .PLJ.T
ジャスダック値上がり幅上位30傑 .NGJ.T
ジャスダック値下がり幅上位30傑 .NLJ.T
日経平均株価 .N225
TOPIX(東証株価指数) .TOPX
TOPIX CORE30 .TOPXC
JPX日経インデックス400 .JPXNK400
日経ジャスダック平均株価 .NOTC
東証マザーズ指数 .MTHR
日経225先物 0#JNI:
SGX日経225先物 0#SSI:
TOPIX先物 0#JTI:
日経225オプション 0#JNI*.OS
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東証出来高(万株) 92918
東証売買代金(億円) 6727.38
前場の東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前週末の米国株高や円安水準
で推移する為替を背景に朝方から買いが先行。ただ、手掛かり材料難から積極的に買う動
きは乏しく、5日移動平均線(1万5481円75銭=1日前場時点)に上値を抑えられ
た。今晩の米国市場がレーバーデーで休場となるほか、週後半にかけて内閣改造や日銀金
融政策決定会合、欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計発表などを控え様子見ムー
ドが強いという。
前場の日経平均の日中値幅はわずか37円程度にとどまり、小高い水準で方向感に欠
ける展開となった。東証1部の売買代金も6727億円と低迷。重要イベントを前に投資
家は身動きをとりづらいが、東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏は「前週末にいった
ん25日移動平均線(1万5395円44銭=同)を割り込む場面があったが、早々に回
復しており、下値の堅さが示された。目先は自律反発の機会をうかがう展開」との見方を
示した。
午前10時45分に発表された8月の中国製造業PMI改定値は50.2と、速報値
の50.3から下方修正され、3カ月ぶりの低水準となった。ただ、市場では「中国経済
の停滞はある程度織り込み済みであり、先行きの政策期待が勝っているようだ」(国内証
券)との指摘があり、香港ハンセン指数 .HSI や上海総合指数 .SSEC などが堅調に推移
。これらが日本株の支援材料となった。
個別銘柄では、JCU 4975.T が大幅高。同社は29日、9月30日現在の株主に対
して10月1日付で1対2株の株式分割を行うと発表し、流動性向上などに期待する買い
が先行した。また、日立造船 7004.T が続伸。みずほ証券が29日付で同社に対する投資
判断を「中立」から「買い」に引き上げた。
半面、日新製鋼 5413.T が続落。29日、公募による自己株の処分などで最大約10
8億円を調達すると発表した。募集株は843万5000株。需要に応じ、最大126万
5000株の追加売り出しを実施する。需給悪化などを懸念する売りが先行した。
東証1部の騰落数は、値上がり1103銘柄に対し、値下がりが566銘柄、変わら
ずが147銘柄だった。
(杉山容俊)
((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1085; Reuters Messaging:
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