[東京 2日 ロイター] -
日経平均 .N225
終値 15668.6 +192.00
寄り付き 15526.94
安値/高値 15516.50─15737.36
TOPIX .TOPX
終値 1297.00 +13.94
寄り付き 1286.22
安値/高値 1285.15─1301.46
東証出来高(万株) 244232
東証売買代金(億円) 19744.09
東京株式市場で日経平均は続伸した。ドル/円 JPY=EBS が今年1月以来の水準にま
で円安に振れたことで輸出関連の主力株に買いが集まり、一時前日比で260円上昇。取
引時間中としては7月31日以来、約1カ月ぶりに1万5700円を回復した。公的年金
の運用改革に前向きな塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相で入閣と報じられたことも日本
株の支援材料となった。
前日の米国株市場はレーバーデーで休場だったが、欧州株市場は小幅続伸。円相場も
円安基調を堅持するなど良好な外部要因を手掛かりに、朝方の東京市場は小高く始まった
。その後、塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相で入閣と報じられたことを手掛かりに円売
り・株先買いの動きが強まり、ドル/円は104円後半まで上昇。日経平均も上げ幅を拡
大した。
市場からは「ドル高/円安の動きにCTA(商品投資顧問業者)など短期筋が円売り
・株先買いで追随した格好だ。1日の米国が休場で、海外投資家からのオーバーナイトの
フローが乏しい中で仕掛けてきた感もある」(外資系証券トレーダー)との指摘も出た。
円安の進行を好感し、トヨタ自動車 7203.T や日立製作所 6501.T といった主力株も
軒並み上昇。TOPIXコア30 .TOPXC の構成銘柄はほぼ全面高となった。大引けにか
けては利益確定売りへの警戒感が広がり、日経平均は高値でもみ合う展開が続いた。
もっとも、「主力株が動かない中で、中小型株で何とかつないできたという相場が、
ここに来て変わりつつある。ドル104円の水準が定着すれば、国内企業による業績予想
の上昇修正に対する期待感があらためて強くなる」(高木証券・投資情報部長の勇崎聡氏
)との見方も広がっている。東証1部の売買代金は1兆9744億円となり、活況の目安
となる2兆円に迫った。
個別銘柄では、1日に発表された8月売上高(速報)が前年比プラスとなった百貨店
大手が堅調。1対3の株式分割を発表した三浦工業 6005.T が買われたほか、電子部品株
も物色されてTDK 6762.T 、村田製作所 6981.T がそれぞれ年初来高値を更新した。一
方で、2014年10月中間期の連結業績予想を下方修正したと発表した伊藤園 2593.T
は続落した。
東証1部騰落数は、値上がり1245銘柄に対し、値下がりが467銘柄、変わらず
が107銘柄だった。
(長田善行)
((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging:
yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
(( 株式関連指標の索引ページ(日本語表示) JPN/EQ
株式関連指標の索引ページ(英語表示) JPEQUITY01
東証第1部出来高上位30傑 .AV.T
東証第1部売買代金上位30傑 .AM.T
東証第1部値上がり率上位30傑 .PG.T
東証第1部値下がり率上位30傑 .PL.T
東証第1部値上がり幅上位30傑 .NG.T
東証第1部値下がり幅上位30傑 .NL.T
ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T
ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
ジャスダック値上がり率上位30傑 .PGJ.T
ジャスダック値下がり率上位30傑 .PLJ.T
ジャスダック値上がり幅上位30傑 .NGJ.T
ジャスダック値下がり幅上位30傑 .NLJ.T
日経平均株価 .N225
TOPIX(東証株価指数) .TOPX
TOPIX CORE30 .TOPXC
JPX日経インデックス400 .JPXNK400
日経ジャスダック平均株価 .NOTC
東証マザーズ指数 .MTHR
日経225先物 0#JNI:
SGX日経225先物 0#SSI:
TOPIX先物 0#JTI:
日経225オプション 0#JNI*.OS
東証・大証株券オプションのメニューページ JP/STOCKOP01 ))
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東証出来高(万株) 244232
東証売買代金(億円) 19744.09
東京株式市場で日経平均は続伸した。ドル/円 JPY=EBS が今年1月以来の水準にま
で円安に振れたことで輸出関連の主力株に買いが集まり、一時前日比で260円上昇。取
引時間中としては7月31日以来、約1カ月ぶりに1万5700円を回復した。公的年金
の運用改革に前向きな塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相で入閣と報じられたことも日本
株の支援材料となった。
前日の米国株市場はレーバーデーで休場だったが、欧州株市場は小幅続伸。円相場も
円安基調を堅持するなど良好な外部要因を手掛かりに、朝方の東京市場は小高く始まった
。その後、塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相で入閣と報じられたことを手掛かりに円売
り・株先買いの動きが強まり、ドル/円は104円後半まで上昇。日経平均も上げ幅を拡
大した。
市場からは「ドル高/円安の動きにCTA(商品投資顧問業者)など短期筋が円売り
・株先買いで追随した格好だ。1日の米国が休場で、海外投資家からのオーバーナイトの
フローが乏しい中で仕掛けてきた感もある」(外資系証券トレーダー)との指摘も出た。
円安の進行を好感し、トヨタ自動車 7203.T や日立製作所 6501.T といった主力株も
軒並み上昇。TOPIXコア30 .TOPXC の構成銘柄はほぼ全面高となった。大引けにか
けては利益確定売りへの警戒感が広がり、日経平均は高値でもみ合う展開が続いた。
もっとも、「主力株が動かない中で、中小型株で何とかつないできたという相場が、
ここに来て変わりつつある。ドル104円の水準が定着すれば、国内企業による業績予想
の上昇修正に対する期待感があらためて強くなる」(高木証券・投資情報部長の勇崎聡氏
)との見方も広がっている。東証1部の売買代金は1兆9744億円となり、活況の目安
となる2兆円に迫った。
個別銘柄では、1日に発表された8月売上高(速報)が前年比プラスとなった百貨店
大手が堅調。1対3の株式分割を発表した三浦工業 6005.T が買われたほか、電子部品株
も物色されてTDK 6762.T 、村田製作所 6981.T がそれぞれ年初来高値を更新した。一
方で、2014年10月中間期の連結業績予想を下方修正したと発表した伊藤園 2593.T
は続落した。
東証1部騰落数は、値上がり1245銘柄に対し、値下がりが467銘柄、変わらず
が107銘柄だった。
(長田善行)
((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging:
yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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