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米国株見通し:上げ渋りか、雇用改善なら引き締め加速に警戒

発行済 2022-04-01 13:59
更新済 2022-04-01 14:15
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      4,548.00(+17.6)
ナスダック100先物  14,906.40(+67.9)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。
NY原油先物(WTI)は一段安となり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。



3月31日の主要3指数は大幅続落。
ナスダックやS&Pとともにダウは終盤に下げ幅を拡大し、ほぼ安値となる550ドル安の34678ドルで引けた。
この日発表された新規失業保険申請件数は予想外に弱い内容となり、回復期待の買いは後退。
全般的に利益確定売りが出やすいなか、幅広い売りが下げを主導した。
特に、長期金利の上昇を受けハイテク関連が売りこまれ指数を下押し。
原油相場の下落を背景に、エネルギー関連も下げた。



本日は上げ渋りか。
原油相場の一段安でインフレ懸念が後退するなか、前日大幅安の反動による買戻しが先行しそうだ。
ただ、今晩発表の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から減少する一方、失業率は低下、平均時給は上昇と予想されている。
雇用情勢の改善が鮮明となれば連邦準備制度理事会(FRB)による0.50%利上げなど一段の引き締めに思惑が広がりやすい。
その際には金利高でハイテク関連が売られ、指数の重石となる可能性があろう。



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