[上海 2日 ロイター] - 中国の胡春華副首相は2日、海外情勢が複雑になる中で対外貿易の安定に向けた一層の取り組みを呼び掛けた。国営の新華社が伝えた。
胡氏は「状況が複雑化すればするほど、われわれは事前に計画し、対応する必要が増していく」と語った。
世界的に需要が増加し、原材料価格が高騰する中、中国の複数の高官がここ数カ月、貿易の不確実性に警鐘を鳴らしている。
王文涛商務相は3月1日の記者会見で、中国経済は今年、国内外で数多くの課題に直面しているとの認識を示し、対外貿易を巡る不透明感に伴う「大きな」下押し圧力や低迷が続く国内消費を挙げた。