[7日 ロイター] - 中国の電子商取引会社、JDドットコム(京東商城)は7日、徐雷社長を最高経営責任者(CEO)に昇格させた。即日付けで実施する。
創業者の劉強東CEOは昨年ごろから長期の事業戦略作りに専念しており、日々の経営は既に実質的には徐氏が担っていた。
2020年年次報告書によると、劉氏は議決権の80%、株式全体の14%近くを保有。今後も取締役会会長にとどまり、若手幹部の育成や地方での事業に関わるという。
JDドットコムは、規制強化や競争激化、消費支出減少などの問題に直面し、成長が鈍化している。地元メディアによると、他の同業と同様にJDドットコムも最近、人員削減を行い、3月にはレイオフを拡大。米上場株の株価は21年2月のピークからほぼ半減している。