執筆:Oliver Gray
Investing.com - ウクライナで進行中の紛争に注意を払いつつ、市場参加者は新しいインフレ関連の経済指標の発表を見据えているため、主要株価指数は先週下落。その後、日曜日の夕方にダウ先物はわずかに反発した。
午後6時35分、ダウ平均は0.03%、S&P500先物は0.07%、ナスダック100先物は0.14%それぞれ上昇している。
投資家は、火曜日に発表される3月の消費者物価指数、水曜日に発表される生産者物価指数など、今週中に発表される予定の最新のインフレ・データに注意を払うことになる。
また、JPモルガン・チェースとデルタ航空が水曜日の朝に決算を発表し、第1四半期の決算シーズンが熱を帯びることになりそうだ。
先週金曜日には、米国債利回りが急上昇する中、テクノロジー株が下落し、主要株価指数も低下して引けた。Block Inc (NYSE:SQ)は2.9%、Amazon.com Inc (NASDAQ:AMZN) は2.1%下落、Alphabet Inc (NASDAQ:GOOGL) は1.9%、NVIDIA Corporation (NASDAQ:NVDA)は4.5%それぞれ下落している。
EVメーカーも下落圧力を受け、Rivian Automotive Inc (NASDAQ:RIVN)とTesla Inc (NASDAQ:TSLA)が3%、Lucid Group Inc (NASDAQ:LCID)は2.9%それぞれ下落した。
JPMorgan Chase & Co (NYSE:JPM)が1.8%、Citizens Financial Group Inc (NYSE:CFG)が0.4%、Bank of America Corp (NYSE:BAC)が0.7%、Citigroup Inc (NYSE:C)が1.7%それぞれ上昇し、金融株全体が下支えされた。
先週の週次リターンは、ハイテク株比率の高いNASDAQ Compositeが3.9%、S&P 500とDow Jones Industrial Averageはそれぞれ1.3%、0.3%下落した。
債券市場では、米国10年債利回りが2.706%と37カ月ぶりの高水準に達した。