執筆：Sam Boughedda
Investing.com – 米連邦準備制度理事会（FRB）の最新の発言により、木曜日午後の取引で株式市場は下落し、FRBは次の政策会合前の鎮静期間に入った。
FRBのパウエル議長は、IMF春季会合のパネルで、5月上旬に予定されているFOMC会合で0.5%の利上げが「議論の俎上」にあると述べた。
この発言自体は驚くことではない。市場は、今後数カ月間に複数回このような動きがあると予想している。しかし、パウエル議長の発言によって、テクノロジー株は大きく下落した。
今後、さらに多くの企業の決算発表が予定されている。これまでのところ、大企業は今期および今期末の見通しについて、比較的前向きな見方をしている。
バイデン大統領は、クリーン・エネルギーへの支出は将来のための良い選択であると米国民を説得するため、金曜日には場所を移して、電気自動車用充電器のネットワークを構築し、サービスが行き届いていない地域にブロードバンドの導入に関して政権の取り組みを説明する。
議会は来週から再開となり、コロナ対策のための予算確保やパウエル議長を含むバイデン大統領が指名しているFRB候補者の承認投票など、懸案案件の取り組みが再開される。
金曜日の市場に影響を与えると思われる3点を紹介する。
1. Verizonの決算発表
Investing.comのアナリストによると、前回の発表で売上と利益の予想を上回ったVerizon Communications Inc (NYSE:VZ)は売上高334億ドル、1株当たり利益は1.35ドルになると予想されている。
2. Amexの決算発表
American Express Company (NYSE:AXP)も最新の四半期発表を予定している。Investing.comが集計したアナリスト予想は、売上高116億4000万ドル、1株当たり利益は2.40ドルと予想している。
3. Honeywellの決算発表
最後に、Honeywell International Inc (NASDAQ:HON)は、金曜日の決算発表では売上高は83億1000万ドル、1株当たり利益は1.86ドルになると予想されている。