[4日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6453.97(‐34.00) 前営業日終値 6487.97(‐58.50)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9166.47(‐85.23) 前営業日終値 9251.70(‐75.17)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4130.19(‐63.84) 前営業日終値 4194.03(‐39.06)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が34.00ポイント( 0.52%)安の6453.97と続落して取引を終えた。北海ブレント原油の値下がり で石油関連株が売られ、全体水準を押し下げた。 最大の原油輸出国であるサウジアラビアが、米国向けの販売価格を引き下げたことで 、ブレント原油は4年ぶりの安値となる1バレル=82ドルに近づいた。これに伴って、 石油開発のタロー・オイル TLW.L は株価が5.3%下落。国際石油資本のロイヤル・ダ ッチ・シェル RDSa.L やBP BP.L も2.6%を超える値下がりとなった。原油・天然ガ ス株指数 .FTNMX0530 は2.95%低下した。 欧州委員会が2014、15両年のユーロ圏主要国の成長率見通しを下方修正したこ とも株式相場の重しとなった。 取引時間の終盤には、ユーロ圏諸国の中央銀行総裁らが5日に欧州中央銀行(ECB )のドラギ総裁の運営スタイルに異議を申し立てることを計画しているとの報道が流れ、 相場は一段安となった。 一方、決算内容が好感された衣料品・食品大手のアソシエーテッド・ブリティッシュ ・フーズ ABF.L は4.2%上昇した。傘下の衣料小売りプリマークの売上げが増加した ほか、フランスでの事業展開が好調だったとの発表が材料視された。 世界4位のたばこメーカー、英インペリアル・タバコ IMT.L は4.1%上昇した。 収益と利益は減ったものの、来年度の配当を少なくとも10%引き上げるとしたことが好 感された。競合のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT) BATS.L も1.3%の 連れ高となった。
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の政 策運営が秘密主義だとしてユーロ圏諸国の中央銀行総裁らが異議を唱える計画だとする報 道が不安視された。ECBの内部対立は追加緩和導入を妨げかねない。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は、13.79ポイント(1.03 %)安の1326.59で取引を終えた。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は48.08ポイント(1.56%) 安の3034.24だった。 欧州委員会がユーロ圏の成長率見通しを下方修正したことも相場を押し下げた。 北海ブレント原油価格 LCOc1 が4年以上ぶりの安値となる1バレル=82ドルに近 づいたことでエネルギー関連株が売られた。最大の原油輸出国サウジアラビアが米国向け の販売価格を引き下げたことが背景にある。STOXX欧州600石油・ガス株指数<.SX EP>は3.77%低下した。 一方、第3・四半期のコア収益が市場予想を上回ったスウェーデンの総合保険会社セ キュリタス SECUb.ST は9.2%値を上げた。スペインの製薬会社グリフォルス