[北京 28日 ロイター] - 中国の短文投稿サイト運営、微博(ウェイボ)は28日、オンライン上での「悪質な行為」をなくすため、ユーザーのIPアドレスをアカウントページとコメント投稿時に公開すると発表した。
5億7000万人以上の月間アクティブユーザーを持つウェイボは、新たな設定の下で同日からユーザーのIPアドレスが表示され、ユーザー自身で設定をオフにすることはできないとしている。
中国国内のユーザーの場合、省などのユーザーが投稿している場所が表示される。海外ユーザーの場合は、ユーザーのIPアドレスのある国が表示されるという。
ウェイボは「常に健全で秩序ある議論の雰囲気を維持し、ユーザーが現実の有効な情報を迅速に入手する権利と利益を守ることに尽力してきた」としている。
先月には、ウクライナ・ロシア戦争に関連する誤った情報を受け、一部のユーザーに対してこの設定のテストを開始すると発表していた。