[4日 ロイター] - 自動車レースF1メルセデスのトト・ウォルフ代表は、将来的に中国で年間3レースが開催されることに期待していると述べた。
中国グランプリ(GP)は、新型コロナウイルスの影響を受けて今季まで3シーズン連続で開催中止となっている。しかし、F1とは2025年まで開催契約が残り、中国での年間2レース目が開催される可能性が取りざたされている。
中国は比較的モータースポーツ文化に乏しいが、中産階級が急速に台頭していることで自動車メーカーにとって魅力的であることから、F1にとって重要な市場となっている。
また今季は周冠宇が中国人初のF1ドライバーとしてアルファロメオから参戦し、3月に行われた開幕のバーレーンGPではポイントを獲得した。
ウォルフ代表は新華社通信に対し、「上海だけでなく、北京でもレースをしたい。メルセデスとして素晴らしい市場だし、強い足跡を残して食い込んでいく必要がある」と述べた。その上で、「米国ではラスベガス(来季から開催予定)、マイアミ、オースティンの3レースが行われるが、中国でも同じことができれば素晴らしい」と話した。