[17日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6671.97(+17.60) 前営業日終値 6654.37(+18.92)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9306.35(+53.41) 前営業日終値 9252.94(+4.43)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4226.10(+23.64) 前営業日終値 4202.46(+14.51)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が17.60ポイント( 0.26%)高の6671.97と続伸して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)のド ラギ総裁が、導入し得る非伝統的な金融政策手段に国債購入が含まれると明言したことが 買い材料となった。 総裁は17日、欧州議会で証言し、ユーロ圏の物価安定目標の達成に向け、正当化さ れるあらゆる手段を駆使する意向を示した。 ユーロ圏経済の見通しが弱含む中、FT350種銀行株指数 .FTNMX8350 は0.16 %、FTガス・石油株指数 .FTNMX0530 は、ほぼ横ばいの0.01%上昇となった。 個別銘柄では、医薬品大手アストラゼネカ AZN.L が1.3%下落した。同業の米フ ァイザー PFE.N がドイツのメルク MRCG.DE と共同でがん治療薬の開発を進めると発表し たことで、ファイザーによるアストラゼネカ買収の再提案の可能性が低くなったと受け止 められた。 小型株ではITサービスのクインデル QPP.L が19.0%下落。ファナンシャル・ アドバイザー兼ジョイントブローカーを務めていた企業との契約を打ち切りが嫌気された 。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が デフレ回避で追加措置をとる準備がある旨を改めて主張し、市場心理が好転した。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は、6.81ポイント(0.51% )高の1352.01で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は 24.80ポイント(0.81%)高の3084.79だった。 ドラギ総裁は欧州議会の証言で、非伝統的な金融政策手段として国債購入があり得る との見解を示した。これを受けてSTOXXユーロ圏銀行株指数 .SX7E は1.62%上 昇。 個別銘柄ではイタリアの銀行大手ウニクレディト CRDI.MI とモンテ・デイ・パスキ ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ) BMPS.MI がそれぞれ3%超の値上がりとなった。 ドイツの医薬大手メルク MRCG.DE は米ファイザー PFE.N と共同でがん治療薬の開発 を進めると発表したことが好感され、株価が3.2%上昇した。 日本の第3・四半期実質国内総生産(GDP)が予想に反してマイナス成長となり、 景気後退に陥ったことで、北海ブレント原油 LCOc1 は1ドル以上の値下がりし、1バレ ル=78ドルに近づいた。これを受けて、エンジニアリング大手ウィアー・グループ