[12日 ロイター] - サッカーのウクライナ代表は11日、ドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMGと親善試合を行い、2─1で勝利を収めた。ロシアの侵攻を受けているウクライナにとっては昨年11月以来の試合だった。
ボルシアMGのスタジアムで行われたこの試合には2万人以上の観衆が足を運び、収益は全てウクライナ救済活動に充てられる。キックオフ前には、両チームの選手が「Stop War」のバナーを掲げた。
ウクライナはロシア軍の侵攻によりワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフが延期となっており、この試合は6月1日に日程変更となった同予選のスコットランド戦に向けた調整試合でもあった。
ウクライナのオレクサンドル・ペトラコフ監督は「チームは6カ月間プレーせず、私も6カ月仕事をしていなかった。選手たちに不満はない。この状況ではよくやった。多くのミスはあったが、修正していけるだろう」と語った。
ウクライナは今後、スコットランド戦までにイタリアのエンポリ、クロアチアのリエカとも親善試合を予定している。