[20日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6678.90(‐17.70) 前営業日終値 6696.60(‐12.53)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9483.97(+11.17) 前営業日終値 9472.80(+16.27)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4234.21(‐31.98) 前営業日終値 4266.19(+3.81)
<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。ユーロ圏や中国の経済指標が振るわ ず、市場心理が悪化した。利益見通しを引き下げた電力・ガスのセントリカ CNA.L が売 られたことも、全体水準を押し下げた。 朝方発表された11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月から低下し 、市場予想も下回った。世界最大の金属消費国である中国の経済動向は商品相場に大きな 影響を与えることから、産業用金属株指数 .FTNMX1750 は2.72%、鉱業株指数<.FTNM X1770>は2.19%の低下となった。 資源大手のリオ・ティント RIO.L やアングロ・アメリカン AAL.L 、BHPビリトン BLT.L はそれぞれ2%を超える下落となった。 11月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回り、新規受注指数 が過去1年あまりで初めて低下したことで、景気に左右されやすい銀行株も売られた。 セントリカは1.6%下落した。天候要因によるエネルギー需要の減少や、2基の原 子炉が稼働停止などを理由に通期の利益見通しを引き下げたことが重しとなった。
<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。11月のユーロ圏購買担当者景気指数( PMI)が市場予想を下回り、市場心理が悪化した。 スペインの銀行大手BBVA BBVA.MC は5.5%値を下げた。トルコのガランティ 銀行 GARAN.IS に対する持ち株比率を増やすため、株主割当発行で資金を調達するとした ことが嫌気された。 一方、フランスの石油・ガスサービス、CGG GEPH.PA は22.0%の上昇。同業 のテクニップ TECF.PA から買収提案を受けたことが好感された。CGGが提案を拒否し たことで、テクニップは7.0%値下がりした。 原油価格の下落で打撃を受けている石油関連業界における合併・買収(M&A)の期 待が高まり、オランダの海洋サービス大手、フグロ FUGRc.AS は4.7%、競合のTGS ノーペック TGS.OL は4.4%、イタリアの石油サービスグループ、サイペム SPMI.MI は2.8%上昇した。