[東京 16日 ロイター] - TOPIXを構成する3月決算企業の2023年3月期の通期純利益予想は、13日までの発表分(1380社、開示率95.2%)で前年比2.4%増となった。SMBC日興証券が集計した。金融を除くと2.9%増。
このうち製造業は5.8%減、非製造業は17.5%増。業績見通しを開示した企業は1286社で、このうち純利益予想は467社が3月末時点の市場予想を上回り、780社が下回った。
業種別では鉱業が351.9%増、陸運が281.5%増、情報・通信が125.2%増、空運が121.8%増など伸長する予想となった一方、石油・石炭製品が54.6%減、非鉄金属が36.0%減、その他製品が29.9%減、海運業が28.9%減などと減少の見通しとなった。
22年3月期の純利益は全体で35.4%増となった。金融を除いた純利益は38.6%増。内訳は、製造業が65.3%増で、非製造業は8.9%増。