(この記事は29日に配信しました) [28日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6722.62(‐0.80) 前営業日終値 6723.42(‐5.75)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9980.85(+5.98) 前営業日終値 9974.87(+59.31)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4390.18(+7.84) 前営業日終値 4382.34(+8.92)
<ロンドン株式市場> 原油安を背景にしたエネルギー関連株の下落が重しとなり、 FT100種総合株価指数 .FTSE は0.80ポイント(0.01%)安の6722.6 2で取引を終えた。11月20日以来の安値となる6667.08まで売られる場面もあ った。 FTのガス・石油株指数 .FTNMX0530 は2011年10月以来の安値をつけた後、2 .9%安となった。石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェル RDSa.L やBP BP.L 、石 油・ガス大手のBGグループ BG.L は1.5%から8.8%の値下がり。 一方、旅行・レジャー関連株指数 .FTNMX5750 は原油安が追い風となり1.6%上昇 し過去最高値まで買われた。金融株や消費必需品関連株、通信株も堅調だった。
<欧州株式市場> 2週連続での上昇となった。石油関連株が大きく値下がりする一 方で、航空会社株などが買われ、終盤にかけて持ち直した。 ドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は5.98ポイント(0.06%)高で、12 営業日連続で上昇した。 石油輸出国機構(OPEC)が27日の総会で減産見送りを決めたことを受け北海ブ レント原油先物が下落。市場では原油の大幅な供給過剰が続くとの見方が広がった。ノル ウェーの国営石油会社スタトイル STL.OL やポルトガルのガルプ GALP.LS 、プレミア・ オイル PMO.L といった石油関連株が売られ、5.8%から13.4%の値下がりとなっ た。 一方で、今後の燃料価格の値下がりを見込み航空会社株などが買われた。エールフラ ンス・KLM AIRF.PA 株が6.4%値上がりする一方、消費拡大への期待からドイツの 化学・消費財メーカー、ヘンケル aHNKG_p.DE も2・0%上昇した。