執筆:Liz Moyer
Investing.com -- ソーシャル・メディア・アプリを扱うSnap(NYSE:SNAP)の決算発表で、投資家が景気後退の可能性を憂慮し、火曜日の株式市場はハイテク株が牽引して下落した。
今シーズンの小売業売上高が示すように、消費者は熟慮して支出を選択をしている。旅行でお金を使うため、テレビや家庭用品は買わなくなっている。食料品、燃料、その他の生活必需品にはより多くのお金を支出を余儀なくされている。
Snapがマクロ経済情勢の悪化に関して、予想以上に早く警鐘を鳴らしたことで、火曜日は広告セクターへの警戒感が高まった。企業が広告費を引き下げ始めるとの懸念から、幅広い業界関連銘柄が下落した。
また、4月の新築住宅販売件数は17%減少。これで4ヶ月連続の減少となり、景気後退の警鐘とも受け止められた。
金曜日には個人支出や個人所得、インフレに関する最新指標が発表され、水曜日には米連邦準備制度理事会(FRB)が最新のFOMC議事要旨を公表する予定である。市場関係者は議事要旨に注目し、来月のFOMC会合に向けたFRBの考えについて何らかのヒントを得ようとするだろう。
水曜日の市場に影響を与えると思われる3点を紹介する。
1. Nvidia決算発表
半導体メーカーのNVIDIA Corporation(NASDAQ:NVDA)は81億ドルの売上高で1株当たり1.30ドルの利益を発表すると予想され、アナリストは需給動向に関する同社のコメントに注目している。
2. Williams-Sonoma決算発表
キッチン・家庭用品小売のWilliams-Sonoma Inc(NYSE:WSM)は18億ドルの売上高と1株当たり2.88ドルの利益を発表すると予想されている。アナリストは、こうした高級小売店や専門小売店の業績と、1ドル・ショップやディスカウント大手の業績を比較することになる。
3. Dick’s Sporting決算発表
Dick’s Sporting Goods Inc(NYSE:DKS)は26億ドルの売上高、1株当たり2.49ドルの利益を発表すると予想されている。