[3日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6716.63(‐25.47) 前営業日終値 6742.10(+85.73)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9971.79(+37.71) 前営業日終値 9934.08(‐29.43)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4391.86(+3.56) 前営業日終値 4388.30(+10.97) <ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が25.47ポイント( 0.38%)安の6716.63と小幅反落して取引を終えた。英国が発表した税制改正 の影響を受ける銘柄の動きがこの日の相場を左右した。 不動産の新規購入時の印紙税が減税されたことが材料視され、建設大手のバラット・ デベロップメン BDEV.L は1.8%、テイラー・ウィンペイ TW.L は1.7%の上昇とな った。ただ、高価格帯の不動産は逆に税負担が増える仕組みとなっているため、高級住宅 が集中するロンドンでの事業を柱とするバークレー・グループ BKGH.L は3.0%値を下 げた。 子供用航空券の免税も発表され、格安航空会社(LCC)イージージェット EZJ.L は2.5%、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・ エア ラインズ・グループ(IAG) ICAG.L は1.3%上昇した。 郵便事業のロイヤル・メール RMG.L は、競争力維持に資するような規制見直しを監 督当局がしなかったことから、株価が1.8%下落した。 情報サービスのセージ SGE.L は業績が市場予想を上回ったことなどが好感され、4 .7%値上がりした。
<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が4日の理事会 で追加緩和政策を発表するとの期待からギリシャやスペイン、イタリアの株が買われた。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は7.46ポイント(0.54%) 高の1399.97で取引を終えた。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は9.37ポイント(0.29%)高 の3247.72だった。 ギリシャの主要株価指数 .ATG とスペインのIBEX35指数 .IBEX 、イタリアの 主要株価FTSE・MIB指数 .FTMIB は1.00%から1.68%の上昇となった。 欧州委員会や国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)の通称「トロイカ」 によるギリシャ支援プログラムが延長されるとの観測もギリシャ株にとっては追い風とな った。 ノルウェーの通信大手テレノール TEL.OL とスウェーデンのテリアソネラ TLSN.ST は、デンマーク事業の合併合意が好感され、それぞれ値上がりした。 一方、ロシアとの取引が多いドイツのスポーツ用品大手アディダス ADSGn.DE と小売 大手メトロ MEOG.DE は、 ロシア・ルーブルの下落を受けて値を下げた。