[ベルリン 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は、ECBは7月に金利引き上げを開始し、年内に複数回利上げすべきとの見方を示した。27日発行の独誌シュピーゲルのインタビューで述べた。
ナーゲル総裁は「われわれがどこに向かうのか、6月の会合で明確なシグナルを送らなければならない」とした上で、「私の現在の見方では、7月に最初の金利措置を行い、今年後半にさらなる措置を行う必要がある」と述べた。
ECBのラガルド総裁も、7月に中銀預金金利の引き上げを開始し、9月末までにゼロか「ゼロをわずかに上回る」水準にする可能性があるとし、現在の水準から少なくとも50ベーシスポイント(bp)の引き上げを示唆している。