[2日 ロイター] - カナダのスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカは2日、売上高と利益の2022年通期見通しを上方修正した。アスレジャー商品に対する需要の強さが続くと見込んでいる。
通期売上高は74億9000万─76億2000万ドルから76億1000万─77億1000万ドルに、通期の1株利益は9.15-9.35ドルから9.42─9.57ドルにそれぞれ予想を引き上げた。
通期の調整後1株利益見通しは9.35─9.50ドルとした。リフィニティブのIBESデータに基づくアナリスト予想平均の9.28ドルを上回った。
ルルレモンは他の多くの北米企業と同じように、世界的なサプライチェーン(供給網)混乱に伴うコスト上昇分を転嫁するため、商品の値上げに動いている。ただルルレモンが主な顧客としている米国の比較的裕福な消費者の支出行動はインフレの影響を受けておらず、新型コロナウイルスのパンデミック最悪期に強まった売上高の勢いがなお続いている。
マクドナルド最高経営責任者(CEO)も、商品値上げによる売上高へのマイナスの影響は見えないと述べた。
一方、中国のロックダウン(都市封鎖)については、同国内の店舗や一部取引業者にある程度の影響を与えたが、他の地域のしっかりした業績で十二分にカバーされたと説明した。