[東京 22日 ロイター] - 日経平均 .N225 前場終値 17621.66 +0.26 寄り付き 17685.53 安値/高値 17596.01─17692.58
東証出来高(万株) 109019 東証売買代金(億円) 10084.83
前場の東京株式市場で日経平均はほぼ横ばい。前週末の米株高など外部要因を支援材料に 、寄り付き直後は主力輸出株などが買い優勢で始まった。ただ手がかり材料に乏しいなか で、利益確定売りに押され指数は軟化。TOPIXも0.05%高と横ばい圏内となった 。出光興産 5019.T による昭和シェル石油 5002.T 買収についての交渉入りが明らかとな り、再編期待が広がった石油関連株は上昇した。
前週末の米国株式市場では原油先物価格の上昇などを背景に、エネルギー株の買い戻 しが続き、主要3指数はそろって上昇した。外為市場ではドル/円 JPY=EBS が119円 半ばと円安基調を維持。こうしたなかで、東京市場は電機・自動車関連株などが寄り付き 直後は上昇となったものの、トヨタ自動車 7203.T が前週末比0.16%安で前引けとな ったほか、指数寄与度の高いファナック 6954.T やファーストリテイリング 9983.T も売 られ、日経平均を押し下げた。
対照的に石油関連株は堅調。昭和シェル石油 5002.T が一時ストップ高水準に迫り、 コスモ石油 5007.T 、JXホールディングス 5020.T 、東燃ゼネラル石油 5012.T も大 幅高となった。「再編期待に加え、原油相場の下落に一服感がみられることや、燃料電池 車向け水素の供給体制整備を巡る報道など、好材料が相次いでいた」(中堅証券)ことで 、投資家の関心が向かった。
クリスマス休暇により海外投資家の参加が少なくなるとみられていたが、東証1部の 売買代金は前場時点で1兆円を超えた。もっとも国内では小売関連の経済指標や企業決算 への注目が集まる一方、翌日は休場であり、積極的な買い姿勢に向かいにくい。
安藤証券の横山貢投資情報室長は「石油関連株は再編期待などから物色されているが 、全体としては買い材料がなく、もたつき気味の印象がある。後場は薄商いのなかで先物 主導で振られる展開も予想される」と指摘している。
個別銘柄ではシロキ工業 7243.T が一時ストップ高。19日、アイシン精機 7259.T と経営統合することで基本合意したと発表し、材料視された。自社株買いを発表したモリ タホールディングス 6455.T は続伸となった。
半面、スカイマーク 9204.T は大幅安。欧州航空防衛大手エアバス AIR.PA がスカイ マークに対して、旅客機A380型機の売買契約を巡り、損害賠償を求める訴えを起こす 準備をイギリスの裁判所で始めたことが伝わり、嫌気された。
東証1部の騰落数は、値上がり695銘柄に対し、値下がりが1025銘柄、変わら ずが140銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
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