執筆:Yasin Ebrahim
Investing.com -- 木曜日のダウは、FRBの金融引き締めペースに影響を与える消費者物価指数の発表を金曜日に控えて、投資家がグロース株セクターを見限り、下落した。
ダウ工業株30種平均 は1.9%、638ドル、Nasdaqは2.8%、S&P 500は2.4%、それぞれ下落した。
ネットフリックス(NASDAQ:NFLX)やメタ・プラットフォームズ(NASDAQ:META)を筆頭に、グロース株が売り圧力を受け続けており、後者は新しいティッカーが「META」となってから、下落してスタートした。
米国債利回りの上昇は、ハイテク企業を含む市場のグロース株の先行きに疑念を抱かせ続けている。FRBの利上げに影響を与えるであろう、金曜日発表予定のインフレ率に投資家は注目している。
「もっとデータが必要だ。6月と7月の消費者物価指数(CPI)は、FRBにとってインフレが経済にどのような影響が及んでいるのかを明確にするのに役立つだろう」と、Wealth Alliance のCEOであるRobert Conzo氏は木曜日のインタビューでInvesting.comに語っている。
エコノミストは、5月のインフレ率は約0.7%上昇し、4月の0.3%を上回ると予想しているが、5月までの12カ月間は8.3%で横ばいになると予想している。
「もしCPIが下がり続け、インフレが落ち着き始めたら...FRBは将来の利上げをある程度控えるべきだろう。インフレ率の軌跡と低下のスピード次第によっては景気後退の可能性がより明確になる。」
一方、Stitch Fix (NASDAQ:SFIX) は、インフレ圧力の影響を受ける企業であり、同社は従業員の15%を削減するとCNBCは内部情報を引用して報道した。
テスラ (NASDAQ:TSLA)は、UBSが魅力的なバリュエーションを理由に中立から買いに評価を引き上げた後、一時3%以上の上昇したが、引けでは下落に転じた。
Five Below (NASDAQ:FIVE)が発表した四半期決算では、売上高が予想を下回り、通期見通しに言及しなかったが、取引途中から下げ幅を縮小し、約1%下落してこの日を終えた。
景気減速への懸念からイールド・カーブが平坦化で純利鞘が低下し、銀行が融資から得る利益が制限される傾向になるため、銀行株を中心に金融株全体も下落した。
Capital One Financial (NYSE:COF)、Wells Fargo (NYSE:WFC)、Bank of America Corp (NYSE:BAC)などが最も下落率が高く、3%以上の下落となった。