[14日 ロイター] - 米建設機械大手のキャタピラーは14日、本社を現在のイリノイ州ディアフィールドから、テキサス州アービングに移転すると発表した。
移転理由の詳細は明らかにしていない。移転を決めるに当たってインセンティブなどは受けていないと説明した。
イリノイ州を巡っては、米航空機大手ボーイングが先月、本社機能をシカゴから首都ワシントン近郊に移転すると発表した。
テキサス州のアボット知事はツイッターで、国際的な企業にとり同州は最適な場所だと指摘し、多くの大企業が州内に本社を置いていると説明した。
電気自動車(EV)大手テスラも昨年、本社をカリフォルニア州からテキサス州に移転させている。
エドワード・ジョーンズの株式アナリスト、マット・アーノルド氏は、幅広い人材プールと手厚い減税措置がテキサス州に移転する企業にとり最大の魅力だと指摘した。