[6日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6366.51(‐50.65) 前営業日終値 6417.16(‐130.64)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9469.66(‐3.50) 前営業日終値 9473.16(‐291.57)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4083.50(‐27.86) 前営業日終値 4111.36(‐140.93)
<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。朝方発表された12月の英サービス 部門購買担当者景気指数(PMI)が3年以上ぶりの大きな低下となり、同国経済の先行 き懸念が強まった。 個別銘柄では建機レンタルのアシュテッド AHT.L が6.2%の急落。FT100種 の中で最も大きく売られた。米国の競合企業ユナイテッド・レンタルズ URI.N が投資判 断の引き下げをきっかけに一時約11%下落したことで、アシュテッドも連れ安となった 。アナリストは両社について、エネルギー業界との取引が多く原油安の影響を受けやすい としている。 逃避買いが入って金が約3週間ぶりの高値をつけたことから、資源大手のアングロ・ アメリカン AAL.L や金鉱大手のランドゴールド ・リソーシス RRS.L 、金・銀生産のフ レスニロ FRES.L は2.5%から4.8%上昇した。 石油・ガス関連株もやや持ち直した。タローオイル TLW.L やBP BP.L 、BGグル ープ BG.L は横ばいから0.8%の値上がりとなった。アナリストは、売りが一時的に落 ち着いた結果とみている。
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。原油安とギリシャ政局への懸念で市場心 理が悪化し、取引時間の終盤にかけて売りが集中した。 ギリシャでは、欧州連合(EU)主導の緊縮策継続の可否を争点にした総選挙が25 日に実施される。緊縮路線見直しとなった場合、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性もあり 、市場ではリスク回避志向が強まっている。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は9.00ポイント(0.68%) 安の1323.47で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は1 5.23ポイント(0.50%)安の3007.91だった。 個別銘柄では比較的好調だったフランスの石油大手トタル TOTF.PA が取引終盤でマ イナス圏に沈んだほか、オフィール・エナジー OPHR.L は3.6%の大幅下落となった。 一方、昨年12月の米国での自動車販売がガソリン安を追い風に堅調だった自動車大 手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) FCHA.MI は1.6%上昇し た。