[5日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6865.93(+5.91) 前営業日終値 6860.02(‐11.78)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10905.41(‐5.91) 前営業日終値 10911.32(+20.37)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4703.30(+7.00) 前営業日終値 4696.30(+18.40)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が5.91ポイント(0 .09%)高の6865.93と小幅反発して取引を終えた。原油価格の上昇でエネルギ ー関連株が買われたほか、通信大手BTグループ BT.L による携帯通信事業者EEの買収 合意が好感された。 リビアの原油産出量の減少を反映する形で、北海ブレント原油 LCOc1 が約5%値上 がりしたことから、原油・天然ガス株指数 .FTNMX0530 は1.17%上昇した。個別銘柄 ではエンジニアリング大手ウィアー・グループ WEIR.L 、石油のBGグループ BG.L やタ ローオイル TLW.L が2.3%から5.6%上昇した。 BTグループは4.5%上昇した。EEを125億ポンド(190億ドル)で買収す るとの発表が好感された。 一方、製薬大手アストラゼネカ AZN.L は3.4%下落した。昨年第4・四半期の決 算が市場予想を下回ったことが嫌気された。
<欧州株式市場> FTSEユーロファースト300種がほぼ横ばいで取引を終えた 。欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債を資金供給の際の担保から外したことで同国の 株式に売りが集中し、全体水準の重しとなった。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は0.61ポイント(0.04%) 高の1487.81で取引を終えた。一方、DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E >は6.57(0.19%)安の3408.96で引けた。 ギリシャの主要株価指数 .ATG は3.37%低下した。銀行株が大きく売られ、アテ ネ証券取引所FTSE銀行株指数 .FTATBNK は10.04%の低下となった。 個別銘柄ではギリシャ・ナショナル銀行(NBG) NBGr.AT が12.3%、ピレウ ス銀行 BOPr.AT が15.0%下落した。ECBがギリシャ中央銀行に対し、最大600 億ユーロ(約686億ドル)の国内銀行向けの緊急流動性支援枠(ELA)を認めたこと で、銀行株は終盤にかけてやや持ち直した。 スイスの主要株式指数SMI .SSMI も0.74%低下した。スイス政府がフラン高 は経済に打撃としたことが嫌気された。 欧州株の下落は、ECBの量的金融緩和策で相殺されるとみる投資家もいる。緩和政 策によるユーロ安で輸出企業が恩恵を受けるほか、米投資家にとっても欧州株に値ごろ感 が出る。 フランスのソフトウエア開発企業ダッソー・システムズ DAST.PA は今年の成長見通 しが好感され、株価が8.0%上昇した。