[19日 ロイター] - 米金融ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは19日、証券事業のポートフォリオを減らし、国際的な投資銀行事業の立て直しに注力する計画を発表した。
石油・ガスのビテス・エナジーの持ち分を年内に分離し、これをニューヨーク証券取引所に上場させる。木材・木材製品アイダホ・ティンバーを2つの売却案件を通じ、総額2億3900万ドルで手放す。当局提出文書によると、今年5月末の証券事業ポートフォリオは他に不動産や複数の上場株も含め計16億ドル相当だった。
一方で、投資銀行事業子会社を今年度末までに親会社に吸収合併することを目指す。
ジェフリーズの1─3月の投資銀行事業と資本市場事業の収入は前年同期比で31%減少。JPモルガンやモルガン・スタンレーなどと同様、昨年の記録的な好調に比べて、地政学的リスクや景気後退懸念が投資銀行事業の足を引っ張っている。