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[25日 ロイター] - 白金鉱山大手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)は25日、パラジウム主要生産国ロシアからの供給減少懸念や自動車各社のコスト削減を背景に、代替としてプラチナを使用する動きが広がるとの見方を示した。
パラジウムは自動車の排ガス浄化触媒に使われるが、価格急騰でプラチナへの置き換えが進んでいる。
アングロ・アメリカン・プラチナムの財務担当ディレクター、クレイグ・ミラー氏は決算発表時の投資家向け電話会議で最大100万オンスのパラジウムがプラチナに置き換わるとの見通しを示した。
昨年は約7万5000オンスの代用が進んだと推定。今年は20万オンスが置き換わると予測している。
同社の1─6月期決算は、金属価格の下落を背景に43%の減収となった。
南アフリカにおける主な利益指標である1株当たり利益(HEPS)は、前年同期の176.47ランドから101.4ランド(6.02ドル)に減少した。発表を受けて株価は2.18%下落した。