[9日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6876.47(‐35.33) 前営業日終値 6911.80(‐49.34)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11582.11(+31.14) 前営業日終値 11550.97(+46.96)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4937.20(‐27.15) 前営業日終値 4964.35(+0.84)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が続落し、35.33ポ イント(0.51%)安の6876.47で取引を終えた。不動産関連株が売られ全体水 準を押し下げた。英国債の利回りが上昇したことを受け、配当水準が比較的高いとされて きた不動産銘柄の投資対象としての魅力が低下した。 不動産業界の大手のランド・セキュリティーズ LAND.L やブリティッシュ・ランドはそれぞれ約2%値を下げた。 前週末に発表された2月の米雇用統計が底堅かったことで、米国の早期利上げ観測が 広がり、米国の高速道路向けアスファルト生産で最大手のアイルランドのCRH CRH.I は3.9%下落した。
<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)の国債購入を開 始したことで、これまでの株価上昇による利益をいったん確定しようとする売りが優勢と なった。 年明けから約14%上昇していたFTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は3 .70ポイント(0.24%)安の1567.09で取引を終えた。DJユーロSTOX X50種指数 .STOXX50E は7.34(0.20%)安の3610.28だった。 ピレウス銀行 BOPr.AT は12.4%、ユーロバンク EURBr.AT は11.3%下落し た。 不動産銘柄も値を下げた。仏オランダ系の不動産会社ユニボール UNBP.AS とショッ ピングモール運営の仏クレピエール LOIM.PA は、JPモルガンが投資判断を「オーバー ウェイト」から「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気され、それぞれ1.7%と2. 2%下落した。